統計検定 統計調査士の勉強方法

統計調査士のアイキャッチ 数学

こんにちは、かいとです。

本日は、2023年9月に僕が独学で統計検定 統計調査士の資格試験に合格したときに行った勉強方法を紹介します。
ただ、結論から言ってしまうと、統計調査士は公認テキストと過去問題集があるのでそれ以外のテキストは使いません。
どんな感じで勉強したか、どれくらいかかったかなどを紹介していきます。

前提

統計調査士について

統計調査士検定は、公的統計に関して、基本的な内容を正確に理解し、適切に利用する能力を評価する検定試験です。統計調査士に合格することは、統計の役割、統計法規、公的統計が作成される仕組み等に加えて、主要な公的統計データの利活用方法に関する正確な理解を証するものです。
統計調査士検定には、統計検定3級合格程度の基礎知識に加えて、社会人に求められる公的統計の理解とその活用力の修得を評価する問題が出題されます。統計調査士検定に合格することで、統計調査の企画・管理、ならびにデータの高度利用の業務に携わる上で必要とされる、調査企画、調査票作成、標本設計、調査の指導、調査結果の集計・分析、データの利活用の手法等に関する基本的知識と能力を有すると示すことができます。

統計検定というと、統計に関する計算をできるかどうかを評価される資格というイメージがあると思います。しかしこの統計調査士は、計算以外の知識が多く問われる試験となっています。

かいと
かいと

計算が得意、という方は知識問題の多さに案外苦戦するかもしれません。
大きく、知識問題・グラフの読み取り問題に分かれるので、暗記が苦手という方は気を付けましょう!

受験時のスキル

統計検定でいうと、準1級やデータサイエンスエキスパート試験に合格しています。その他の資格は、自己紹介ページをご覧ください。

ただ、統計調査士試験は計算ではなく、公的統計に関する知識などを問われるものなので、準1級やデータサイエンスエキスパートの知識はほとんど役に立ちませんでした。
なので、統計検定3級を持っている方なら、今から紹介する勉強方法でも問題ないと思います。

合格時の点数

合格点は70点以上です。受験後にする合否が出ます。
僕は87点で合格することができました。
また、この点数を取るのにかかった勉強時間は、約13時間でした。

勉強方法

僕が行った勉強方法は公式テキストと過去問のみを使った、オーソドックスな方法です。
試験に必要な情報はテキストと過去問にほとんどすべて載っているので、特にほかのテキストをやる必要性は感じませんでした。

勉強の順序

公式テキストを読む

まずは、以下の公式テキストを一通り読みましょう。
テキストの中に模擬問題が載っているので、テキスト(知識)部分を一通り読み、その後模擬問題を解いてみましょう。

ここでのポイントは、知識部分に時間をかけすぎないことです。結局どんな問題が出るかわからない以上は、どこに重点を置いたら良いかもわからない状態のため、一通り流し読むレベルでよいと思います。
模擬問題を読んでから、気になった部分を読み返しましょう。

過去問をひたすら解く

過去問はこちらです。

こちらは統計調査士に加え、専門統計調査士の問題も収録されています。
専門統計調査士も受験予定という方も使えるものなので、ぜひ利用しましょう。

このテキストは3年分(3回分)収録されているので、僕はそれぞれ1回ずつ解きました。
2019年 → 2018年 → 2017年という順番で解いていきました。もちろん解き終わったあとは見直しはしました。
点数の推移は下記の通りでした。

2019年80点
2018年87点
2017年73点
過去問の点数の推移

もし、合格点に届かなかったり、不安だったらもう1周しましょう。

試験の準備

数学系のCBTの時はいつもお伝えしていますが、準備段階として意識しておいて欲しいことは2点あります、ただ、今回はいつもの統計検定とは異なる点があります。

CBTで解く準備はいりません

この統計調査士試験は、選択問題しかありません。
自分で計算結果をキーボード入力する必要はありません。

相棒の電卓を用意する

試験で使用する電卓を用意してください。
自分で数字を入力する問題はありませんが、電卓は必須となります。

自分が使いやすいと思うものならなんでも良いですが、最低限ルートの計算とメモリ機能を備えたものが良いと思います。
オススメの電卓は色々なサイトで紹介されていますが、僕はこれを使っています。
勉強の段階から使用して、試験までに使いこなせるようにしておいてください。

最後に

以上、統計検定 統計調査士の勉強方法をご紹介しました。
ほかの統計検定(3級など)と違い、暗記系が多い部分があります。
どんな問題が出るのか、どんなところが聞かれるのかを過去問を通じて理解し、ポイントを押さえて勉強しましょう。

本記事が、これから試験を受ける方々の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

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