AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイトの勉強方法と参考書(SAA-C03対応)

ソリューションアーキテクトアソシエイト IT

こんにちは、かいとです。

本日は、2022年11月に僕が独学で「AWS Certified Solutions Architect – Associate試験 (SAA-C03)」の資格試験に合格した際に感じた、必要知識やおすすめ参考書と問題集、勉強方法を紹介します。
ソリューションアーキテクトアソシエイト試験は初心者には非常に難易度の高い試験となっていますが、正しい対策をすれば十分に合格は狙えるレベルです。
これからソリューションアーキテクトアソシエイトの合格を目指す方は、ぜひ読んでいってください!
少しでも参考になれば幸いです。

前提

ソリューションアーキテクトアソシエイト試験について

ソリューションアーキテクト試験は、1年程度の経験があることが望ましいレベルですが、経験がなくても受験できます。
AWSのエンジニアの方は、本試験の合格を目指す方が多いのではないでしょうか。
AWS認定の公式サイトにも、下記のように書かれています。

AWS の知識とスキルを証明し、AWS クラウドのプロフェッショナルとしての信頼性を構築するロールベースの認定です。
クラウドおよび/または豊富なオンプレミスでの IT 経験があることが望ましいです。

https://aws.amazon.com/jp/certification/

本資格は、AWSのスキルを持っていることを示すことができる最適な資格となっています。
なお、本試験に合格することで以下のことが得られます。

  • コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、データベースのAWSサービス、および AWS のデプロイと管理サービスに関する知識およびスキル
  • AWS 上でのワークロードのデプロイ、管理、そしてオペレーション、およびセキュリティコントロールとコンプライアンス要件の実装に関する知識およびスキル
  • AWS マネジメントコンソール、および AWS コマンドラインインターフェース (CLI) の使用に関する知識とスキル AWS Well-Architected フレームワーク、AWS ネットワーク、セキュリティサービス、AWS グローバルインフラストラクチャに関する理解
  • 提示された技術的要件を満たす AWS のサービスを特定し、AWS ベースのアプリケーションの技術的要件を定義する能力
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/

受験時のスキル

受験時は、エンジニアとして転職して、1年1ヶ月が経っていました。
経験としては、デベロッパーとしてコーディングがメインでしたが、インフラがAWSということもあり、最低限コンソールでサービスの状態を見たり、主要なサービス(EC2、Lambdaなど)がどんなものかがわかっている状態でした。
知識としては、前月にAWS認定 クラウドプラクティショナーを合格したていたので、その時に勉強した知識が残っている状態です。

取得資格については ABOUT ページに載せているので、参考にしていただければと思います。

合格時の点数と勉強時間

合格点は1,000点中720点です。
いくら選択問題とはいえ、まぐれでは取れない点数となっています。
僕は2022年11月にピアソンVUEのテストセンターで受験し、一発合格できました。
スコアも819点で危なげなく合格できましたが、勉強のやりようによってはもっと高得点を取れたのではないかと思っています。

この点数を取るのに費やした勉強時間は51時間35分、勉強期間は1ヶ月でした。
ただし、自分的には勉強する必要がないことまでやってしまったと思ったので、そのことも報告できればと思います。
うまくやれば、テキスト等にはお金をかけずに、試験料金のみで合格することも可能です。

かいと
かいと

勉強する必要がない、と言ってもあくまで試験合格のために、です。
もしAWSのしっかりした知識をつけたい場合にはやっても損はないと思います。

ただ、最短合格を目指す場合は切り捨てても問題ないと思います。

勉強方法

僕が行った勉強方法は、Udemy, テキスト(ちょっと)、練習問題集です。
とくにソリューションアーキテクトの問題集は質が良く、本番に形式が近い印象を受け、かつ無料で受けれるので、ひたすら問題を解けば合格は見えてきます。

それでは、順に紹介していきます。

知識の吸収 ※知識に不安がある人向け

Udemy (31時間40分)

【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

僕は知識に不安があったため、上記Udemyを受講しました。
この講座のメリット、デメリットは下記となります。

  • AWSコンソール画面で実際に環境を構築している部分が多くあるため、サービスの構築方法のイメージが湧く
  • 幅広いソリューションアーキテクト試験の出題範囲をほぼカバーしている
  • 模擬試験もついている
  • これだけではテスト対策としては不十分
  • サービスの構築部分は動画にあるが、実際にサービスを動かしている動画がかなり少ないため、結局サービスのイメージがつかめないことが多い

かなり長いので倍速で受講していたのですが、それでも30時間強を費やしてしまいました。
それで知識に自信がついたかというとそうでもなく、、、という感じです。
個人的にですが、クラウドプラクティショナーくらいの知識がある方なら、いきなり問題集で知識を補っても良いと思います。

AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書

これは無料なので、ぜひ購入しておいてほしいと思います。
出題範囲のサービスをカバーしており、かつ主要なサービスはかなり詳しい説明も載っています。
僕はこのテキストを、問題集を解いた時に調べるための辞書として利用してました。

問題集(19時間55分)

Ping-t

ソリューションアーキテクトアソシエイト試験で一番重要なフェーズです。
僕は下記サービスを利用させていただきました。

Ping-t

AWS ソリューションアーキテクト – アソシエイトにはSAA-C03とSAA-C02がありますが、SAA-C03の方を解くようにしてください。
Ping-tは、会員登録(無料)さえすれば、500問以上のソリューションアーキテクトの問題を解き放題の神サイトです。
500問全てを解いている時間はなかったのですが、275問解きました。
通算なのであまり参考にならないかもしれませんが、203問正解/275問でした。

このサイトの特徴としては豊富な問題数に加え、

  • 分野別、サービス別に出題範囲を絞れる
  • 未出題、出題済み、全て、ミスした問題、など柔軟に問題を絞り込める
  • 模擬試験形式での受験も可能

という機能が無料で使えます。
ソリューションアーキテクト試験の勉強をするには、必須の問題集と言えます。

公式の練習問題を解く

こちらに、20問が無料で解ける練習問題があります。
AWS Certified Solutions Architect – Associate 公式練習問題集

公式が出しているものなので、AWSの試験をやるときは絶対に解くようにしましょう
最終確認に最適だと思います。

なお、AWSに慣れてるよ、使ったことがあるよ、という方は、問題集を読む前にこの練習問題を解いてみるのも良いと思います。
難しく感じなかった、という方は、テキストを読まないで、ひたすら問題集を解く、というプランもありだと思います。

ご自身のレベルに合わせて、勉強のプランを立てていただければと思います。
参考までに、僕は練習問題を最終準備として解いたのですが、14/20問(70%)だったので、実は不合格ラインでした。

ただ、受験日を決めていたのと、本番は65問に対しこの練習問題は20問だったので、正確な点数が測れてないのだろうと割り切って受験に挑みました。
結果、しっかり合格できたため、練習問題は目安程度に考えるといいと思います。

試験の準備

AWS試験はテストセンター、または自宅でも受験することができます。
ただ、僕はテストセンターでの受験をお勧めします。

試験日程の調整のしやすさなど自宅の方が圧倒的に勝りますが、意外と条件が厳しく、僕は条件を達成できそうになかったので諦めました。
自宅で受験したい!という方は下記を参考に、条件を満たせるかを必ず確認しましょう。
https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Amazon-Web-Services/Online-Proctored.aspx

テストセンターで受ける、という方は、試験の予約を早めに行いましょう。
理由は2つです。

  • 受験日を決めると、やる気が出る
  • 土日祝の試験枠は埋まるのが早く、受験可能日が3週間〜1ヶ月後しかない可能性がある。

よく言われることですが、このような自身で受験日を設定する試験の場合、「準備ができたら受けよ〜」と余裕を持ててしまうため、いつまでもやる気が出ないということがあります。
それを避けるためにも、早めに試験日を決定してしまうと良いでしょう。

万が一、試験準備が間に合わない、という場合も受験日の変更が可能です。
条件、回数制限がありますので、詳細は下記をご確認ください。
よくある質問 – 予約した日に試験を受験できなくなった場合、試験日を変更することはできますか?

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます。
今回はAWS認定の登竜門、「AWS Certified Solutions Architect – Associate試験 (SAA-C03)」の勉強方法をご紹介しました。
メインは問題集を解く、というありきたりな勉強法とはなってしまいましたが、実際に演習することは大切だと思いますので、ぜひとも実践していただければと思います。

この記事が、ソリューションアーキテクトアソシエイト試験を受ける方々の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました