こんにちは、かいとです。
本日は、2023年10月に僕が独学で統計検定 専門統計調査士の資格試験に合格したときに行った勉強方法を紹介します。
ただ、統計調査士と同様ですが、専門統計調査士も公式テキストと過去問題集があるのでそれ以外のテキストは使いません。
今回も、どんな感じで勉強したか、どれくらいかかったかなどを紹介していきます。
前提
専門統計調査士について
専門統計調査士検定は、調査の企画・管理、ならびにデータの高度利用の業務に携わる上で必要とされる、調査企画、調査票作成、標本設計、調査の指導、調査結果の集計・分析、データの利活用の手法等に関する基本的知識と能力を評価する検定試験です。専門統計調査士検定に合格することで、調査の品質の維持・向上に貢献できるだけでなく、学習の過程で有用な知識を整理して獲得でき、調査プロジェクトの実務上の能力を有すると社内外から客観的に評価されます。また、獲得した専門的知見と能力は調査にとどまることなく、データ解析等の関連する幅広い分野で高く評価され活用されることとなり、社会人としての高度な専門知識・能力を有していることが認定されます。
専門統計調査士検定は、統計検定2級合格程度の専門知識に加えて、社会・経済で広く利用される統計や各種の調査データの作成過程、および利用上の留意点などに関する総合的な知識水準を評価します。出題形式は5肢選択問題で、問題数は40問、試験時間は90分です。合格水準は100点満点で、65点以上が必要です。
この試験は、自分で数値を入力して回答することはありませんが、計算問題と、計算以外の知識問題が半々くらいで問われる試験となっていますので、まんべんなく勉強しましょう。
計算が得意という方は、統計調査士試験よりも簡単に思えるかもしれません。暗記項目が少なくなるからです。
ただ、計算だけ、暗記だけ、で合格できる試験ではないので、両方しっかり勉強しましょう!
受験時のスキル
統計検定 準1級やデータサイエンスエキスパート試験に合格しています。また、前の月には統計調査士試験に合格しています。その他の資格は、自己紹介ページをご覧ください。
統計調査士の後すぐ勉強を始めたので、統計調査士の知識が残っていたため、勉強がしやすかったです。統計調査士のことを忘れないうちに勉強を始めてしまうのがおすすめです。
合格時の点数
合格点は65点以上です。受験後にする合否が出ます。
僕は75点で合格することができました。
また、この点数を取るのにかかった勉強時間は、約27時間でした。
勉強方法
僕が行った勉強方法は公式テキストと過去問のみを使った、オーソドックスな方法です。
試験に必要な情報はテキストと過去問にほとんどすべて載っているので、特にほかのテキストをやる必要性は感じませんでした。
勉強の順序
公式テキストを読む
まずは、以下の公式テキストを一通り読みましょう。
テキストの中に模擬問題が載っているので、テキスト(知識)部分を一通り読み、その後模擬問題を解いてみましょう。
このテキスト、私の感想ですが非常に眠くなります^^;
私は頑張ってテキストを読んだのですが、1日ちょっとずつしか読めず、時間がかかってしまいました。
もし同じ現象に陥りそうだったら、テキスト部分は飛ばしてしまって、模擬問題や過去問を解き、気になった部分を辞書的に調べるという使い方でもOKです。
過去問をひたすら解く
過去問はこちらです。統計調査士の時に買った方は、そのまま使えます。
このテキストは3年分(3回分)収録されています。
僕は1周した段階で、自分の理解度が足りてないと思ったので2周とちょっとを解きました。
2019年 → 2018年 → 2017年という順番で解いていきました。もちろん解き終わったあとは見直しはしました。
点数の推移は下記の通りでした。
過去問の年 | 1周目 | 2周目 | 3周目 |
テキストの模試 | 55点 | 90点 | – |
2019年 | 72点 | 95点 | 100点 |
2018年 | 63点 | 87点 | – |
2017年 | 83点 | 100点 | – |
もし、合格点に届かなかったり、不安だったらもう僕のように何周かしましょう。
試験の準備
準備が必要なことは、統計調査士と同じです。
CBTで解く準備はいりません
この専門統計調査士試験は、選択問題しかありません。
自分で計算結果をキーボード入力する必要はありません。
相棒の電卓を用意する
試験で使用する電卓を用意してください。
自分で数字を入力する問題はありませんが、電卓は必須となります。
自分が使いやすいと思うものならなんでも良いですが、最低限ルートの計算とメモリ機能を備えたものが良いと思います。
オススメの電卓は色々なサイトで紹介されていますが、僕はこれを使っています。
勉強の段階から使用して、試験までに使いこなせるようにしておいてください。
最後に
以上、統計検定 専門統計調査士の勉強方法をご紹介しました。
計算部分と暗記部分がバランスよく出題されるのが特徴です。
どんな問題が出るのか、どんなところが聞かれるのかを過去問を通じて理解し、ポイントを押さえて勉強しましょう。
本記事が、これから試験を受ける方々の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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